行政の現場で「プッシュ型支援」と言う言葉が聞かれる様になってきた。
つまり、日本の支援行政は基本的に申告制であるからで。
しかもせっかく作った支援策も
本当に必要としている方にその情報が届くのか、甚だ疑問符が付く。
情報を得たとしても、本人が自分で、必要な書類を揃えて申告する必要があり、
それが困難な場合が多い事も容易に想像が付く。
80歳を超えて年金生活一人暮らしの母は曰く。(ネット環境は無い。
やっとスマホでLINEはできる)
町の発行するお知らせは必ず隅々まで目を通し、美容室で情報交換をすると、
そんなの知らないとか、変わるの?とか、どうすれば良いの?とか
そんな事ばかりだと言う。
ネットがあったとしても行政の手続きは案内を読んでも分かりづらい。
言葉が足りないのだ。
マイナンバーカードが普及して、低所得者や障害者と認められ
判明する場合には、必要な支援がプッシュ型で届く様な世界になるのだろうか?
何にしても人が介在する以上、そう言った情報が悪用されたり、
本人にとって不利益になる事が無いとも言い切れない。
でも、誰だって、いつ社会的に弱者になるか分からないのだ。
とにかくまず、プッシュ型支援は当たり前の事である!と変わって行きます様に。